2012年9月、経済産業研究所(RIETI)より国立公文書館つくば分館に移管された「商工政策史・通商産業政策史関係収集資料」約8,200簿冊を対象とする。「商工政策史」、「商工行政史」、「通商産業政策史」編纂時の基礎資料であり、過去四半世紀の間、非公開扱いであった一級の史料群である。
明治から占領期に至る80有余年の農商務省、商工省(一時、軍需省)の歴史を記述・編集した「商工行政史」(全3巻)、「商工政策史」(全24巻)、昭和20年から昭和54年のオイルショックまでを対象として通産政策の歴史を多面的に説いた「通商産業政策史」(全17巻)の他に、「通商産業省20年史」、「通商産業省30年誌」、「通商産業省四十年史」、「通商産業行政四半世紀の歩み」などを逐次、刊行の予定。
通産省唯一の広報紙である「日刊通産省公報」(財団法人商工協会、後に通商産業調査会 発行)の他、通商産業調査会の産業政策史研究所あるいは通商産業政策史研究所が編集・発行した「大正・昭和時代商工行政年表(稿本)」、「通商産業政策史年表1980~1996年」、「通商産業政策史・法令年表」、「日本産業政策史年表」、「商工省・通商産業省行政機構及び幹部職員の変遷 大正14年-昭和55年」、その他を追加刊行の予定。