凡例
分類について
分類は、下記14の大分類、47の小分類から構成される。楠田實自身による分類を踏襲し、その分類にあわせて「冊子」「単独資料」などの未綴じの資料も分類した。
大分類 |
小分類 |
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A |
総理演説・挨拶 |
1 |
総理演説・挨拶(手元原本) |
2 |
総理演説集・発言録 |
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B |
総理国会答弁 |
1 |
総理国会答弁案(手元原本) |
C |
国会想定問答 |
1 |
国会答弁想定問答(冊子本) |
2 |
国会答弁想定問答(テーマ別・課別) |
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D |
日米首脳親書 |
1 |
佐藤総理・ジョンソン大統領 |
2 |
佐藤総理・ニクソン大統領 |
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E |
Sオペレーション |
1 |
会合記録・佐藤への提言・各種資料 |
2 |
提言推敲記録・各種資料(簿冊) |
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F |
外交(日米・沖縄返還・安全保障) |
1 |
日米関係・沖縄返還・繊維交渉ほか |
2 |
安全保障・沖縄返還 ・核・軍縮ほか |
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G |
外交(日中・米中ソ) |
1 |
日中関係 |
2 |
中ソ・米中ソ関係 |
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3 |
日中関係(刊行物) |
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H |
外交・内政(有識者意見) |
1 |
国際関係懇談会会議録 |
2 |
有識者の見解 |
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I |
外交(全般) |
1 |
外交資料各種 |
2 |
海外要人と総理との会見録 |
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3 |
『国際情勢資料』(外務省) |
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4 |
『国際情勢』『マスコミ論調資料』(内閣調査室ほか) |
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J |
外交(総理外遊) |
1 |
総理海外訪問公式記録(刊行物) |
2 |
米国訪問(1965年1月)第1回佐藤・ジョンソン会談 |
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3 |
韓国訪問(1967年6月)日米韓台4者会談 |
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4 |
台湾訪問(1967年9月)佐藤・蒋会談 |
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5 |
第1次東南アジア訪問(1967年9月)ビルマ・マレイシア・シンガポール・タイ・ラオス |
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6 |
第2次東南アジア・大洋州訪問(1967年10月)インドネシア・豪州・NZ・フィリピン・南ベトナム |
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7 |
米国訪問(1967年11月)第2回佐藤・ジョンソン会談 |
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8 |
米国訪問(1969年11月)第1回佐藤・ニクソン会談 |
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9 |
米国訪問(1970年10月)国連25周年記念総会+第2回佐藤・ニクソン会談 |
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10 |
韓国訪問(1971年7月)朴大統領就任式 |
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11 |
米国訪問(1972年1月)第3回佐藤・ニクソン会談(サンクレメンテ) |
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12 |
米国訪問(1973年1月)ニクソン大統領再選就任式・ジョンソン前大統領葬儀 |
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K |
内政 |
1 |
国会演説関連 |
2 |
「一日内閣」 |
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3 |
テレビ番組「総理と語る」 |
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4 |
総理発言・会見等 |
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5 |
政治課題・政策検討資料 |
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6 |
大学問題 |
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7 |
総理退任会見 |
||
8 |
よど号ハイジャック事件 |
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9 |
その他の内政関連 |
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L |
ノーベル平和賞 |
1 |
授賞記念講演ほか |
M |
総理日程 |
1 |
日程簿 |
Y |
楠田記録 |
1 |
日記 |
2 |
手帳 |
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3 |
メモ帳 |
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4 |
自叙伝・寄稿・講演録 |
件名目録について
上記の「大分類―小分類」に従って各文書を時系列に配列し、整理したものが「件名目録」である。この「件名目録」を再編したデータベースでは、自由語検索による全文書の横断検索が可能となっている。
件名目録では、まず「小分類」ごとに、楠田自身の分類や資料の体系・形態などに関わる基本情報を説明した「分類解説」を設けている。そのうえで、「資料番号」「大分類番号」「大分類」「小分類」「簿冊名」「文書標題」「作成年月日」「指定」「作成者」「宛先」「備考」「編著者」「形態」「数量」の事項にわけて目録を構成した。各事項の凡例は次の通りである。なお、現時点で記載すべき情報がない場合や、不明あるいは推定にとどまる場合には、事項は空欄としており、追補は今後の研究に期待したい。
「資料番号」:記載は「A-2-42」のように「大分類記号―小分類番号―個別資料番号」で構成され、「大分類」「小分類」は上表の各分類にもとづき、「個別資料番号」は各画像に写り込んでいる番号を指している。なお、後に資料の重複が判明した場合には「資料番号」は欠番としている。
「簿冊名」:元の簿冊やファイルの標題をそのままカギ括弧で括って表示した。当初より標題と内容の一致しないものが一部あるが、それらも当初通りの表示とした。個別文書の横断検索とは別に、各簿冊ごとに収蔵資料の画像を通観することも可能となっているので、別項の「使用方法」を参照いただきたい。なお、検索上での利便性を考慮して、簿冊やファイルの形式でまとめられていない単独資料等についても、該当する「小分類」の事項名等を便宜的に簿冊名としてカギ括弧で括らずに付した。
「文書標題」:元より標題の付されているものはそれをそのまま収録し、標題のないものについては、文書冒頭の10字程度を[…]書きで引用して標題代わりとした。
「作成年月日」:西暦表示とした。日時の表示のないもので内容から日時を特定できるものは時系列で目録に組み込んだ。楠田の勘違いと思われる日時を修正して配列したものもあり、また、日時の特定できないものは後半にまとめた。
「指定」:文書作成の時点で指定された「極秘」「秘」などの指定区分である。「写し○部の内○号」という記載は、文書を作成した官庁で配布先を特定するためのものである。
「作成者」「宛先」:官庁などの組織の場合と、個人の場合がある。特定できないが推定できるものは、次の「編者注」に記載した。
「備考」:内容説明を主とする。
「編者注」:編者(和田純)の注釈を含めた。注釈は、資料作成の背景、筆跡分析による作成者の推定、関連資料との繋がり、資料間の齟齬など多岐にわたる。さらに主要なキーワードを埋め込み、検索でのヒット率が上がるように工夫した。
「形態」:用箋、記載の手法、綴じなどの詳細で、「手稿」は「手書き文」、「B写」は「ブループリント(青焼き複写)」、「C写」は「カーボン紙を用いた複写」、「X写」は「ゼロックスによる複写」を意味する。
「数量」:資料の枚数を基本とする。資料の形態によってはページ数の場合や冊数を記載した場合もある。
画像について
原資料そのものの劣化により、判読しがたい部分があることを了承されたい。