『三田文学』について
本データベースは、『三田文学』1910年5月号~1944年10・11月号 397冊を収録したものである (2016年2月リリース時)。
■底本について
水上瀧太郎旧蔵本を底本とし、慶應義塾図書館所蔵本で補った。
■資料について
・大正12年9月号~同年12月号は関東大震災のため休刊。
・大正14年4月号~大正15年3月号は休刊。
・1911年7月号は江南文三の「逢引」、森鷗外の「板ばさみ」により、また1911年10月号は谷崎潤一郎「【風へんに炎】風」により発売禁止となった(※日本近代文学大事典より)が、本データベースに収録している。
・次の各号については次号に発売禁止となった旨記載があるが、本データベースには収録している。
1916年11月号…本号風俗壊乱のかどを以って(「雛僧」が理由)発売禁止のこと次号消息欄に記載あり
1920年10月号…〝本誌十月号は風俗壊乱の故を以て発売禁止を命ぜられしため、配布洩れの向多かりしを遺憾とす。茲に謹んで執筆者並に読者諸彦の御寛恕を乞ふ〝と次号に断書あり
1933年9月号…「ありらん峠」のため〝発売禁止の命を受く〟こと、次号の「編輯後記」に記載あり
・1940年5月「臨時増刊水上瀧太郎追悼号」は、昭和15年7月1日に再版されている。巻頭写真集、編輯後記、奥付部分の発行日に異同あるのみで、本文は初版に全く同じ。但し、表1、表4、柱の日付は初版刊行日のまま。本データベースには再版分は収録していない。