◆書誌解題◆
14 犯人
書誌情報
【原稿】
縦書200字詰 B5判 標記「筑摩書房」 全50枚
和綴1冊 題箋「太宰治作/犯人/亀井勝一郎題」
【初出】
「中央公論」63年1号(昭和23年1月1日)65-72頁 (太宰治文庫所蔵)
解題
執筆推定時期は、昭和22年11月上旬(山内祥史「解題」(『全集第九巻』90・10)参照)。
数カ所に、執筆に用いたものとは異なる黒ペンの書き込みある。
参考までに解釈に関わる主な抹消跡を掲出しておく。
ノンブル6 L8〔そこで別れて、自分は少し考へてから、〕
ノンブル24 L8〔動ずるところ無く〕
ノンブル33 L9〔森ちやんの贈物であつた。〕
ノンブル34 L6〔森ちやんに聞いても知らんと〔い〕言ふし、弱つたぞ。〕
ノンブル49 L10〔気も心も動転しながら〕
(安藤宏)
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