◆書誌解題◆
39 英文読解学習ノート(高校一年)
書誌情報
[The Professor /文、一、一、 津島修治] 90葉 210X165mm
解題
英語の読方訳解と書取、独作文など様々な科目の内容、落書が混在するノートだが、英文読解を主とする英語Ⅱ(担当は担任であった久野眞吉教諭)の内容がメイン。教材はC. Brontë「教授」とT. B. Macaulayによる18世紀英国の文学者Samuel JohnsonとOliver Goldsmithの評伝。これらは、弘前大学に所蔵される「英語」ノートの続きであることが確認できた。力作を含む落書多数。表紙には、ブロンテの第一作で死後になって出版された「The Professor」の文字のほか、ヴィクトリア朝の英文学の名訳者平田禿木の名が消されているのを確認できる。宿題の独作文は(画像73、82、83)に見える。また、(画像92)には、一年次の時間割に科目担任の名が添えられていて、津島修治の受けた授業が分かる[
「津島修治弘前高等学校1年次時間割表(昭和2年度)」
参照]。(山口徹)
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